私用で少し遠くまで車を走らせている時、交差点の信号で止まりました。外の横断歩道を見るとはなしに見ていると、白い杖を持っている初老の婦人とその横に立ってきりっと前を見ている大きな犬が目に入りました。婦人の左手は犬の胴に回された補助器具から伸びた皮の短いリードをしっかりと握っています。歩行者用信号が青に変わると、犬は婦人が慌ててバランスを崩さないようにゆっくりと静かに歩き始めました。
『盲導犬の本当の姿を見た事がある…』
知り合いの獣医さんから以前聞いたお話を思い出しました。重要な仕事に従事している盲導犬は、その仕事に支障が出ないように月に一度身体のメンテナンスと健康診断のために獣医さんを訪れるのだそうです。爪の確認、足裏の毛剃り、校門絞り…飼い主さんに危険が及ばないように完璧なメンテ。もちろん優秀な盲導犬なので爪切りでも自分から足を差し出すほどで全ての診断は非常にスム-ズに進んでゆく。
それでは正式な体重を計りましょうと胴に回された補助器具を外した時、いままで従順だったその盲導犬が豹変した。病院中を走り回り、尻尾を振って看護師さんに飛び掛かる。そしてまた別の看護師さんにじゃれつく様に飛び掛かる…。
その時獣医さんは『ああ。これが彼の本当の姿なんだ』と感じたといいます。盲導犬の仕事は何があっても飼い主さんを守らなければならないという過酷なもの。補助器具を付けている時、彼は仕事に徹するプロ。しかし本当は普通の犬たちのように飼い主さんと楽しく遊びたいのだと。月に一度獣医の病院に来て補助器具を外すその瞬間だけ彼は普通の犬に戻ることが出来る…。そんなお話を思い出しました。
車道の交差点で停止している私の車をちらりと見て安全を確認、補助器具からのリードに飼い主さんの手を感じながら前方をみて飼い主さんに合わせて歩き始めた盲導犬。彼を見ながら、犬って凄いなあと思いました。
今日の第一は『ライズパン屋さん』そして第二は『お買い物学習』です。
美味しいパンを自分で選ぶ『パン屋』さんのレクは、早くもみんなの人気になりました。トングを使ってお目当てのパンを掴みます。最初は難しかったけど今では上手に掴めます。でもパンの形によっては苦労したり。
第二のお買い物レクも大人気。手持ちのお金で何が買えるか短い時間で計算。どっちにしようか迷う場面でどちらかを選ばなければいけません。これもなかなか難しいのです。
KODAK Digital Still Camera
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こまめに手洗い。いつも消毒。そして距離も測りましょう。明日も元気でライズで会いましょう。
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