ホーム > 知っておきたい発達障害メディア > SST(ソーシャルスキルトレーニング)とは?遊びを通した取り組みと家庭での関わり方

2026.09.01
学習・知識・ノウハウ
「SSTという言葉を聞いたことはあるけれど、具体的には何をするのだろう」「家庭でも取り入れられるのだろう」と感じる保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ライズではこの夏、なぞなぞやカードゲーム、思い出の発表、信号の確認など、人とのやり取りや生活のルールに触れる活動を行いました。今回は、遊びや日常の場面を通したSSTの取り組みと、家庭で大切にしたい関わり方を紹介します。
SSTは「ソーシャルスキルトレーニング」の略で、人と関わる場面や社会生活で使う方法を、分かりやすい活動の中で確認したり試したりする取り組みです。
相手の話を聞く、自分の希望を伝える、順番やルールを確認する、困ったときに助けを求めるなど、扱う場面はさまざまです。正しい振る舞いを一方的に覚えることが目的ではなく、お子さんが使いやすい関わり方や伝え方を一緒に探します。
言葉で話すことだけがSSTではありません。指さしや表情、絵カードなども大切な伝え方です。参加しやすい方法は一人ひとり異なるため、年齢だけでなく、興味やその日の様子に合わせて活動を組み立てます。
SSTでは、遊びや生活に身近な場面を取り上げます。短く見通しの持てる活動にすると、無理のない範囲で参加しやすくなります。
活動の例: なぞなぞや読み聞かせを楽しみながら、話の内容や手がかりに注目します。
関わり方の例: 一度に伝える内容を短くし、絵や実物も使いながら分かりやすく示します。
活動の例: 楽しかった出来事や自分の好きなものを、話しやすい範囲で紹介します。
関わり方の例: 言葉だけを求めず、写真や選択肢、指さしなど本人が使いやすい方法を用意します。
活動の例: カードゲームなどを通して、順番や共通のルールを確認します。
関わり方の例: 手順を少なく区切り、次にすることを一緒に確認します。
活動の例: 信号の見方や渡るタイミングを確認し、安全な行動を場面に沿って考えます。
関わり方の例: 実際の場面に出る前に、写真や役割遊びを使って流れを確かめます。
ライズでは、SSTだけを切り離すのではなく、子どもたちが楽しみやすい遊びや日々の活動の中にも、人と関わる場面を取り入れています。
港南台では、なぞなぞやカードゲームを使い、手がかりを聞いたり、同じマークを探したりする活動がありました。ししがやでは、夏の思い出を紹介し合う活動を行い、話す人と聞く人の両方が参加しやすいよう、ビンゴ形式を取り入れました。
蒔田駅前では、信号の色や位置、渡るタイミングを確かめる活動を行いました。いどがやでは大型絵本の読み聞かせがあり、みんなで一つのお話を楽しむ時間を過ごしました。
同じ活動でも、話す、見る、選ぶ、聞くなど参加の仕方はさまざまです。ライズでは、すべてを一人でできることを求めず、職員と一緒に確認することや、必要な支えを使うことも大切にしています。
家庭では、特別な教材や長い練習時間を用意しなくても、日常の短いやり取りから始められます。生活の中で無理なく繰り返せる場面を選ぶことが大切です。
家庭でのやり取りを毎回「練習」にする必要はありません。疲れているときや気持ちが向かないときは休み、できたかどうかよりも、本人が安心して意思を示せたことを受け止めます。
家庭でSSTに取り組むときは、本人に合う方法を選び、負担を増やさないことが大切です。うまくできない場面を繰り返し指摘するのではなく、伝わりやすい方法を一緒に考えます。
SSTの方法に唯一の正解があるわけではありません。家庭と支援先で様子を共有しながら、お子さんが安心して試せる方法を探していきます。
SSTでは、相手の話を聞く、自分の希望を伝える、順番や生活のルールを確認するなど、日常にあるさまざまな場面を扱います。ゲームや役割遊びなど、本人が参加しやすい方法を選ぶことが大切です。
家庭で取り入れる場合も、できることを増やすよう急ぐ必要はありません。言葉、指さし、絵など、本人が使いやすい伝え方を尊重し、気持ちや体調に合わせて無理なく取り組みます。
SSTは、人と関わる場面や社会生活で使う方法を、活動の中で確認したり試したりする取り組みです。あいさつだけでなく、希望を伝える、相手の話を聞く、順番を確かめる、困ったときに助けを求めるなど、扱う場面は多岐にわたります。
絵カードを使ったやり取り、ゲーム、役割遊び、出来事の振り返りなど、目的や本人の興味に合わせて活動を選びます。全員が同じ方法で取り組むのではなく、見て参加する、選択肢から選ぶなど、無理のない参加方法も含まれます。
順番のあるカードゲーム、相手のヒントを聞くなぞなぞ、場面を想定した役割遊びなどがあります。遊びを選ぶときは、年齢だけで決めず、本人の興味や分かりやすさ、参加人数、負担の少なさを確かめることが大切です。
特別な教材を用意しなくても、家族とのゲームで順番を確認する、二つの選択肢から希望を伝える、外出前に流れを一緒に確かめるなど、日常のやり取りから始められます。長時間の練習にせず、本人の気持ちや体調を見ながら、負担にならない範囲で短く取り入れましょう。
SSTの取り入れ方や、子どもの発達・学校生活に関する困りごとは、家庭だけで抱え込まず、次のような公的な窓口へ相談できます。
まずは学校や地域の窓口にご相談ください。放課後等デイサービスも、選択肢の一つです。

横浜市南区井土ヶ谷下町37-11
TOS井土ヶ谷ビル3F

横浜市南区宮本町3-53
ビクトリービル2F

横浜市港南区丸山台2-18-4
ラヴィ丸山台201

横浜市港南区港南台5-23-35
港南台Kビル201

横浜市鶴見区矢向6-12-8
フクイハイム2F

横浜市鶴見区獅子ヶ谷1-24-34

川崎市川崎区小田栄1-6-8

川崎市幸区南幸町2-26-12
サウスピアコート201号
放課後等デイサービス「ライズ」では、無料体験やご見学を募集しています。また、ご質問などお気軽にお問い合わせ下さい。